業種を問わず広く一般からの受注を開始
化粧品・石けんの受託製造(OEM)を行う株式会社サティス製薬は、化粧品が肌へ与える影響を測定する評価試験の一般受注を、2010年12月1日より開始した。
最も多く利用されている評価試験
同社では、現在国内最多である61項目の評価試験を保有しており、その中でも、専用テープを使用して摂取した皮膚表面の細胞を染色し、画像解析することで肌状態を見ることができる「テープストリッピングを用いた角層診断」は、最も多く利用されている評価試験だ。
私たちの肌は、ターンオーバーを繰り返すことで日々生まれ変わっている。ターンオーバーは、健康な肌では約28日かかると言われているが、乾燥や紫外線などの刺激を受けると細胞の分裂が盛んになり、ターンオーバーが速まってしまい、肌が荒れた状態になってしまう。
ターンオーバーの状態を知ることができる
本試験では、角質細胞の面積や角質細胞の剥離状態、有核細胞率を求めることにより、ターンオーバーの状態や角質細胞の状態を評価することが可能だ。
今回、本試験と、肌の水分量、水分蒸散量の試験を併用し、正常な肌に近づくためのスキンケアを行う前後の2回、データをとっている。他の試験と組み合わせて使われることが多い基本的な試験なため、様々な用途での利用が可能だ。今後はさらに多くの人が利用できるようなシステムづくりを行い、試験数の拡大を図るという。

株式会社サティス製薬-
http://www.saticine-md.co.jp/