
産経ニュースによると、バリバリと仕事をこなす一方で、身だしなみがおろそかになりがちな女性たちが、化粧品や食品業界の「有力顧客」」として浮上しているという。
気になる口臭。購入者の7割が女性
江崎グリコでは、口臭の原因となる舌についた食べカスなどをとるタブレット菓子「ブレオ」を8月下旬に刷新し、パッケージに「舌磨き」と入れた。
同社が首都圏在住の20~30代未婚女性400人にアンケートを行なったところ、
「オス化していると思うことがあるか」という問いに、83%が「ある」と回答し、「日頃気になる自分のニオイ」には、96%が口臭と答えた。同商品の購入者の7割が女性なだけに「舌磨きを定着させたい」
と同社は意気込んでいるとか。
手ぐしで簡単、忙しい女性に人気
また、資生堂でも昨年8月に発売した男性用整髪剤「ウーノ フォグバー」は女性にも人気が高く、顧客の2、3割が女性だという。
同商品の特徴は、手ぐしで好みの髪型に仕上げられること。「忙しい女性の生活スタイルにマッチしたのでは」と同社は推測する。
24日から放映するテレビCMには、女性に人気の女優、宮崎あおいを起用。需要の掘り起こしを目指すという。
その一方で、ノエビアでは1万4500円のスキンケア商品を購入すると、顔の手入れに関するレッスンを無料で受けられるサービスあり、目標を30%上回っていることからオス化を恐れているのでは、との声もあるという。
今後、企業側には固定観念にとらわれない商品づくりや、販売戦略も求められそうだ。

江崎グリコ-
http://www.glico.co.jp/資生堂ウーノ-
http://www.shiseido.co.jp/uno/ノエビア-
http://noevirstyle.jp/TopWebForm.aspx産経ニュース-
http://sankei.jp.msn.com/top.htm