アジアファイナル審査会で代表デザイナーが決定
ウール製品の品質保証マークとしておなじみの「ウールマーク」。その認定や、ウールの消費拡大に関する活動を展開する、ザ・ウールマーク・カンパニーによる開催の国際デザインコンテスト「INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE」(インターナショナル・ウールマーク・プライズ IWP)2013-2014のアジア地区審査会が実施された。
その結果、ファイナルに進出するアジア代表デザイナーには、オーストラリア出身で、現在は中国や香港を中心に活動しているデュオ「ffiXXed」(フィックス)が選ばれた。
日本デザイナーは健闘も選出ならず
審査会には、アジア全域から、それぞれの地区を代表する10組のデザイナーが参加し、ウールのもつ可能性を多彩に表現。審査員らにアピールを行った。
代表に選ばれた「ffiXXed」は、ウール・ラグに着想を得たという、やわらかなドレスを出展。表面の質感やフォルムのバランスの美しさなどで高い評価を受け、代表に選ばれた。
日本からは「matohu」(まとふ)の堀畑裕之と関口真希子、「motonari ono」(モトナリオノ)の小野原誠が参加し健闘したが、おしくも代表選出には至らなかった。
アジア代表となった「ffiXXed」を含む、各地域の代表デザイナー5組は、2014年2月のミラノ・ファッションウィーク中に開催される、世界ファイナル審査会でトップの座を競うこととなるそうだ。
このIWP、国際デザインコンテストからは、過去、まだ無名だったYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)やKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)が輩出されてもいる。新たに見出されるデザイナーらのクリエイションに注目したい。

International Woolmark Prize
http://www.woolmarkprize.com/