チークの売り上げ伸び率がダントツ!
経済産業省の発表により、昨年よりも「ほほ紅(
チーク)」の出荷数が17.8%もの上昇を見せていることがわかった。これはメイクアップ用品において、一番の伸び率だ。2007年頃までは「でか目」と呼ばれる目元強調メイクが主流だったが、最近は自分本来の特徴を生かした「
ナチュラルメイク」が注目されはじめ、
チークを必要とする女性が増えたようだ。多くの美容雑誌でも、チークを中心としたメイクの特集を組み始めた。
チークの概念が変わりつつある
これまでの
チークは、いかに肌になじませ、自然に見せるかがポイントであり、薄いピンクやオレンジなどの無難な色が主流だった。チークは1人1つ持っていれば十分、使い切るまで使うという認識が多かった。
しかし、年齢不詳アイコンである
梨花や
平子理沙の登場により、ピュアな若々しさや
熟年美魔女ブームによって、チークの需要は急激に増えた。特に女子の間では、「
まんまるチーク」が常識になっている。だ円形や斜めにほのかに入れるのではなく、メイクの主役はチークとなったのだ。
これらの美魔女や年齢不詳美女ブームにより、「若い女性がつけるもの」というチークの概念が変わり、
40~50代の女性もチークに挑戦するようになった。
原宿文化でまんまるチークが主流に
さらに、
きゃりーぱみゅぱみゅらの「
原宿文化」も
チークの需要を後押しした。チークによって、さらに可愛く個性的になりたいと、10~20代の女性に
まんまるチークブームは広がっていった。
これからの時代、メイクも流行に自分なりのアレンジを加えて楽しむのが一般的だ。これからも
チークのブームは続くとみられる。新しいタイプのチークも登場し、「
チークを生かすメイク」も生み出されている。これからも流行は続きそうだ。

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