創刊77周年!「装苑」と「装苑賞」を振り返る
現在もなおモードなファッション雑誌として、その独自の地位を確立し、輝きを放っている「装苑」(発行:文化出版局)。1936年に創刊し、創刊から77周年を迎えている。これは、ファッション誌として、日本で最も長い歴史をもつことを示している。
そうした「装苑」が、創刊20周年目の1956年に創設した、新人デザイナーを対象とする公募ファッションコンテスト「装苑賞」は、数々のクリエイターを発掘し、名デザイナーを輩出してきたことで知られるが、この「装苑」と「装苑賞」のこれまでの歩みを振り返る、特別アーカイブ展「『装苑』と『装苑賞』その歩み展」が、文化学園服飾博物館(東京都渋谷区)で開催されている。
高田賢三や山本耀司、小篠順子らの作品も
アーカイブ展の開催は、2013年7月3日~9月28日まで。ただし、7月28日と8月4日を除く日曜・祝日は休館となるほか、8月11日~18日のあいだは、夏期休館となる。
展示スペースには、「装苑」の貴重な創刊号から、最新号までの約850冊が一堂に公開されるほか、「装苑賞」の歴代受賞作品84点が展示されるという。いまや誰もが知る「KENZO」創始者の高田賢三や、山本耀司(Yohji Yamamoto)、小篠順子(JUNKO KOSHINO)らの作品もあり、ファッションに関心がある者にとっては、見逃せないアーカイブ展だ。
なお、7月20日と9月14日の13:30~は先着30名を対象に、「装苑」の片岡朋子編集長によるギャラリートークイベントも予定されており、こちらもチェックしておきたい。その他詳細はWebサイトで確認を。

文化学園服飾博物館
http://www.bunka.ac.jp/museum/hakubutsu.htm「装苑」ONLINE(雑誌オフィシャルサイト)
http://fashionjp.net/soen/