シンプルに幕を閉じたジルサンダーのラストコレクション!
ジル サンダー(JIL SANDER)は「2014年春夏コレクション」を開催した。突然のショーの、退任のニュースで皆を驚かせた。今回がラストコレクションとなった。
今流行している、ビスチェや胸またウエスト辺りでカットしたシャツのクロップドトップスをコレクションに取り入れた。カッティングのラインをはっきりと目立たせて、開放的な感じを与える露出された肌。またくすんだカラーはフラットシューズやコート、パンツと合わせてパワーを感じる美しさを表現している。
さらにブロッサムやコッパーオキシドグリーン、アークティックサン イエローなどの特徴あるカラーにモノトーンやネイビーを組み合わせた鮮やかな色彩。さまざまなテーマを感じさせる色鮮やかなモチーフは見る側に強い印象を残した。
そして大きさが違う、同じ柄の組み合わせは、遊び心とユニークさを感じさせた。シンプルな表現と繊細なイノセントを大事にしながら、効果的に変化する、ジル サンダーらしいラスト コレクションになった。
(JIL SANDERより)
ジル サンダー(JIL SANDER)
本名はハイデリー イリーネ ザンダー。1943年ドイツ生まれ。アメリカの大学に在籍の後、ニューヨークで雑誌の会社に勤める。「コンスタンツ」などの女性雑誌のファッション ジャーナリストを経験した後、帰国。1968年、ハンブルクに「ジル・サンダー」(JIL SANDER)を創設した。1973年にパリ・プレタポルテ・コレクションでデビュー。1987年にミラノコレクションに登場した。
2012年、東京の青山に世界で初めての店舗をオープン。その後、2014年春夏コレクションがラストとなった。だがブランドはデザインチームが引き継ぐことになる。たくさんの美しい、すばらしいファッションを世界に与えた彼の功績に盛大な拍手を送る。

JIL SANDER
http://store.jilsander.com/#