かなしい少女の感情をイメージさせるような、ミステリアスなコレクション
「alice auaa」(アリス アウアア)は2013年10月19日、「2014年春夏コレクション」を開催した。1995年に「アリス アウアア」のブランドをスタートさせたのは、デザイナーの船越保孝(Funakoshi Yasutaka)だ。
今季のコレクションは、深い湖に沈んでいった、悲しい、若い少女の物語から、インスピレーションを受けている。誓いを破ったことによって、心に苦しみを感じながら、深い湖に沈んでいく、悲しい少女の様子を表している、とてもミステリアスなインパクトのあるコレクションとなった。
ヒンヤリとした感じの、少女の悲しい感情をイメージさせる、闇のミステリアスな雰囲気の中でシリアスかつ静寂なコレクションは開催された。
(alice auaaより)
コレクションの工夫
コレクションには、ホワイトが多く用いられており、少女のはかない命を感じさせるような、軽い素材で仕上げられたラッフルのドレスや、リボンを使用したハーネス、コルセットベルト、クリア素材で太ももまでのびる多連ストラップのシューズ。また少女が変えることができなかった悲しい運命をイメージさせるかのような、体の動きを束縛するアイテム。
禁欲的なイメージを与えるのは、ルックを含めて、指の先までかくすグローブや頭から首あたりまで覆われたベールだ。またトップスのビスチェのようなアイテムや、ランジェリーのようなアイテムも取り入れられていた。
また物語の深い、湖の中の浮遊感をイメージさせるような足元まで届くロングの布、さらに立体感を与える絞りやフリルの布など、さいごまでとてもミステリアスな芸術性とストーリー性を感じさせるコレクションとなった。

alice auaa
http://www.alice-auaa.co.jp/