オリエンタルの、大自然の異国の雰囲気を感じさせる、クロエの「2014年春夏コレクション」
パリ ファッション ウィークで、クロエの「2014年春夏コレクション」が開催された。ショーの前半は、大自然の世界を表現するような、アースカラーでまとめられていた。ふわっと風に流されるような軽やかな素材とやや大きなシルエット。
切り替えやピークショルダーのような少し独自性の高いデザインは、さまざまな方向に進むプリーツのうねりによって、やさしい流れの中に溶け込んでいく。また肩を出したデザインや、イエロー系のカーキカラーは、日差しが強く照っているイメージを感じさせる。
ステージ後半は、ホワイトからブルーへと変化していく。とても暑い中でも清涼を感じさせるのは、底の厚いエスパドリーユや多く用いられている結び。また肩にかけないで、小脇に抱くショルダーバッグなどユニークなアイデアも取り入れられていた。クロエの西洋的なフェミニンは、伝統のクチュール技術によって作り出された。
オリエンタルの雰囲気を感じさせる柄や刺繍(ししゅう)は今シーズンのコレクションの特徴だ。アフリカの遊牧民のトゥアレグ族に感化された異国の雰囲気をイメージさせるコレクションとなった。
(クロエより)
クロエについて
クロエはフランスでとても知られている世界的に名高いブランド。最初に高級な生地を使った服「ラグジュアリー プレタポルテ」を提案した、ファッションメゾンといわれている。1952年、クロエを創設したのは「Gaby Aghion」(マダムギャビーアギヨン)で、貴族として、エジプトのアレクサンドリアで生まれた。ロンゴスの古代小説(原作)「ダフニスとクロエにまつわる、人風のレスボスの物語」の、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」がブランドの名称の由来。
1970年、香水を発表して、ベストセラーになる。2001年「シーバイクロエ」がスタート。2011年、新しいクリエイティブ ディレクターに着任したのは「クレア ワイト ケラー」。

クロエ
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