新しいオリエンタリズムを表現した、「ツモリ チサト」のコレクション
ツモリ チサトが2013年9月28日、「2014年春夏コレクション」を開催した。コレクションは日本でもなく、中国やベトナムでもない、魅惑的なアジアの文化を織り交ぜた、新しいオリエンタリズムを感じさせた。
モデルのメイクアップはチャイニーズドールをイメージさせ、傘の帽子やピープトゥのパンプスは、草履をアレンジしている。また絣(かすり)のガウンとの組み合わせで和を感じさせるビーチスタイルや、半襟のようなラインとスカートに穴を空けて、その場所に異なる模様を当てはめた、円窓を思わせる個性あるファッション。
また伝統的なベトナムの竹籠をスカートやボレロに変身させたファッションには大胆さを感じる。日本の夏を感じさせる花火やスイカのモチーフ、また彩られたスカートの裾など、どれもとてもユニークで、コレクションに立体感や動きを与える、強烈な個性を感じさせるコレクションとなった。
(TSUMORI CHISATOより)
ツモリ チサト(TSUMORI CHISATO)
1976年、文化服装学院のデザイン科を卒業した後、1977年イッセイ ミヤケの率いる会社に入社して、「イッセイスポーツ」のデザイナーになった。1985年、第3回毎日ファッション大賞新人賞を受賞した。1990年に、ブランド「TSUMORI CHISATO」を発表した。2000年、代官山にショップをオープン。
また彼女と同じ名のブランド「TSUMORI CHISATO」は津森千里が扱うファッションブランド。彼女の興味のあることや、好きなものが素直に自由な発想で表現されている。

TSUMORI CHISATO
http://www.tsumorichisato.cc/