「ROMA」文字入りの新ロゴに
イタリアを代表する世界的なファッションブランド、FENDI(フェンディ)。ローマの地を本拠地とし、1925年に同地で創業。現在はフランスのLVMHグループに属して、ブランドの展開を行っている。そんなFENDIがブランドのロゴを刷新し、注目を集めている。
フェンディは、世界的なヒットとなった「バゲットバッグ」や「スパイバッグ」、ブランド設立当時から続くファッション性の高い毛皮製品、近年では初のジュエリーウォッチとして発表した「クレイジーカラット」など、日本でも高い人気を誇るアイテムは多い。
ブランド主任デザイナーを務める、巨匠カール・ラガーフェルドの考案した「F」を組み合わせた「ダブルF」のモノグラムや、1987年に発表された「PEQUIN」(ペカン)などは、多くの人が知るブランドのアイコンといえるだろう。
ショッパーも新しく!新時代のFENDIへ
リニューアルされたブランドロゴには、フェンディの本拠地「ROMA」(ローマ)の文字が下部に添えられた。またシンプルながら、よりフェミニン・エレガンスを漂わせるロゴとなっている。
フェンディがロゴを変更したのは、過去1965年と2000年の2度で、これが3度目、創業時から数えれば4つ目のロゴが誕生したこととなる。
ロゴをリニューアルしたのに合わせて、ショッパーも刷新され、これまで採用されていたイエロー1色から、濃淡のある深みをもたせたイエローのスタイルとなった。
2015年に設立90周年を迎えるフェンディは、先日、本社をローマ・エウル(EUR)地区の歴史的記念建造物「Palazzo della Civilta'Italiana」(イタリア文明館)に移転することで、EUR S.p.A.と合意したことを発表しており、芸術的価値を高めて、ローマの街とともに新たな歴史を拓き始めている。新時代のフェンディに期待が集まるところだ。

FENDI Official Website
http://www.fendi.com/jp/ja