物議をかもした1枚
ファッション誌「ヴォーグ」イタリア版12月号の表紙を飾った、19歳のスーパーモデル、カーリー・クロス。フォトグラファー、スティーブン・マイゼルにより撮影されたグラビアはウェブサイトにも掲載されているが、ある1枚の写真が、突然削除された。その理由は、拒食ダイエットを推奨するサイトで紹介されたためだという。
拒食推奨サイトに反対表明
当該の写真でカーリーは、丈の短いクロップドジャケットとホットパンツを着用。ポーズを取る彼女のウエストはかなり細く見える。ヴォーグのサイトにも否定的なコメントが寄せられているほか、多くの“拒食推奨”サイトやダイエットブログで「目指すべき理想の体形」として取り上げられてしまったという。
写真を削除するというヴォーグ側の素早い動きには理由がある。イタリア版ヴォーグのフランカ・ソッツァーニ編集長は、拒食ダイエットを推奨するウェブサイトに反対の立場を表明し、自身のブログでも警鐘を鳴らすコメントを発表していたのだ。
米国摂食障害協会(NEDA)のリン・グルフェ会長は、ファッション情報サイト「Fashionista.com」に、
「ヴォーグが最初に写真をアップしたのは残念だが、それが悪いイメージや影響を与えると気付き、削除したのは本当に良いことだ」
と述べている。

Fashionista(削除された写真はこちらに)
Why Did Vogue Italia Pull This Controversial Karlie Kloss Image?Vogue Italia