市販のカラーリング剤で
自宅でヘアカラーリング剤を使用した直後に意識を失い、昏睡(こんすい)状態が続いている女性が英国にいる。医師によれば生存の可能性は8%で、意識を取り戻しても脳への損傷は避けられないものと見られている。
ジュリー・マッケイブさん(38)は10月30日、化粧品ブランド「ロレアル」のヘアカラー製品を使用して自宅でカラーリングを行った。説明書に指示されているとおり20分たったところで、突然呼吸が困難となった。すぐに病院に搬送されたが、途中には呼吸も一時停止したという。
父親によるとジュリーさんは、カラーリング剤に含まれていた化学成分パラフェニレンジアミン(PPD)によるアレルギー反応を起こしたものとされる。
PPDは欧州の数か国で使用禁止となっているが、欧州連合(EU)法ではヘアカラー製品への利用が認められている。
ジュリーさんはこれまでにも同じ製品を使用してきており、パッチテストも行っていたという。
ジュリーさんの母親は、
「PPDは時間をかけて体内に蓄積されます。そうしてジュリーのアレルギー反応も引き起こされたのでしょう」
と語っている。
ロレアルの広報担当は
「深刻な状況を非常に憂慮している。真相究明のために必要な情報を提供し、家族や医療チームの支援に全力を尽くすつもりだ」
とコメントしている。

Metro
Hair dye allergy puts mum in coma and leaves her with brain damageMail Online
Mother left in a coma after using hair dye: Doctors probe chemical in L'Oreal kit as she fights for life