いまどきの健康食品
矢野経済研究所では、国内健康食品市場の調査を実施しました。調査期間は2010年10月~12月、調査対象は、健康食品メーカーを中心に、一般食品メーカー、製薬メーカー、関連団体、管轄官庁等です。
健康食品といってもさまざまですが、この調査の健康食品とは、機能性を訴求した食品で、その形状が、錠剤、カプセル、粉末、ミニドリンクタイプの商品のみが対象です。
健康食品に不景気は関係ない
調査結果によれば、2009年度の健康食品市場規模は前年度比100.9%の6757億円で、わずかですが拡大しました。販売形態は、訪問販売・通信販売などの無店舗型が約7割も占めました。インターネットの普及により、便利にいつでもスピーディーに購入できる利便性から利用が増えているのです。
年配層がターゲット
美容サプリメントとしてコラーゲンやヒアルロン酸などの・アンチエイジング向けの素材の市場が拡大していることもわかりました。少子高齢化で、今後あきらかに若者より中高年の数のほうが多くなります。健康食品や美容関連グッズもそのような年代の人がターゲットとなった商品がますます増えることでしょう。

矢野経済研究所 健康食品市場に関する調査結果 2010
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0270611_01.pdf