2013春夏パリ・ミラノコレクション回顧　今年の夏はこれがキテる！

2013年春夏の流行は、2012年の10～11月のミラノ・パリ・ニューヨークコレクションで決まる。そこで、今すぐファッションに取り入れられる、2013年ファッショントレンドを振り返ってみよう。

CHANEL　2013春夏コレクションから

まず、技巧を凝らしたファッションが前面に押し出された。アシンメトリー（非対称）なフォルム、ラッフルやフリルの多用などがその一例だ。左右・前後で丈や形が変わるアシンメトリー。ワンショルダーや丈違いスカートなど、「バランス崩し」が一貫して目立った。全体的に、ロングで引き締まったシルエットが多く発表されたが、それは今現在の2013年のトレンドそのものだ。

また、柄は幾何学模様がイチオシ。ワンピースや上下のセットアップに、ストライプや市松模様などの、均一なモチーフを全面的にあしらい、全身をキャッチーな柄で魅せる趣向。実際に日本でも、縦ストライプのパンツやスカートが流行している。

カラーは白、黒のハッキリしたモノトーン。または、ベージュピンク、ベージュ、ブルーが目立ち、なじみカラーが流行るきざしを見せた。

ルイ・ヴィトン　2013春夏コレクションから

また、上下を同じカラーでまとめるワントーンコーディネートが目につく。日本の雑誌では、夏向けにホワイトで上下を統一したコーディネートが提案されている。従来であれば、流行のネオンカラーやパステルカラーには黒を合わせるのが主流だったが、2013年春夏は白を基調にするとグッと今年らしくなる。

また、新しいキーワードとして、「レトロフューチャー」が挙げられており、シースルー素材、濡れたような光沢感のある素材が登場。これはまさに日本でポピュラーとなっている傾向だ。夏に着るファー、レザーなども継続して流行していく。

昨年の秋冬のパリ、ミラノコレクションをひもといていくと今年ワンシーズンを思い切り楽しめるアイテムや、来年以降も継続して使えるアイテムを探すことができる。まだ夏はこれから。お買い物計画に取り入れていただきたい。




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