日中では健康意識の違いも?
GMOリサーチ株式会社では、日本のモニターと中国の提携モニターを対象に、「栄養(エナジー)ドリンクに関する実態調査」を実施しました。
図.栄養ドリンクを飲用するシチュエーション (画像はGMOプレスリリースより)
まずは、日本と中国の健康意識の違いはどのようなものがあるのでしょうか?
「普段の生活で気をつけていること」という質問では、「野菜を摂取する」「水分をこまめに摂取する」「規則正しい生活を送る」が両国ともにトップ3に入る結果になりました。
しかし、この3項目に関しては中国が日本よりも約24~34ポイント差も大きく上回り、中国の食生活に関する健康意識は日本よりも高いことが分かりました。
また、栄養ドリンクを「現在飲用している」としたのは、日本では31.9%であったのに対し、中国は2倍以上の77.4%となりました。
結果には薬事法の違いも影響?
飲用するときのシチュエーションは日中ともに「疲れたとき」が1位であり、飲むときの理由は、中国では「徹夜する」「集中する」「気合いを入れる」など、具体的な目的で飲まれており、日本では「疲れたとき」に続き、「栄養を補給したい」「リフレッシュしたい」がポイントが高く、気分や健康状態を変えたい理由で飲まれているようです。
この栄養ドリンクに対する意識の違いは、日本特有の薬事法によるものと考えられます。
日本でメジャーな「指定医薬部外品」の栄養ドリンクは、薬事法の規制により具体的な効果を謳うことができないことから、効果を期待して飲まれることが少ないようです。
ですが最近は、海外からも低価格なエナジードリンクも輸入されるようになり、日本でも栄養や有効成分が入った飲料が普及し、選ぶ楽しみも増えました。
シチュエーションに合わせて、自分に合った栄養ドリンク・エナジードリンクを探してみるのもいいかもしれません。

『栄養(エナジー)ドリンクに関する実態調査』GMOプレスリリース
http://www.gmo.jp/news/article/?id=4334