H＆Mデザインアワード2014の優勝者が決定！

ファストファッションの代表的ブランドとしてグローバル展開を行っているH＆Mは、同社が主催する「H＆M Design Award 2014」について、その優勝者が決定したことを発表した。今年の優勝者は、フランス出身で、現在ブリュッセルの芸術学校「La Cambre」（ラ・カンブル）で学ぶ、24歳のEddy Anemian（エディー・アネミアン）氏という。

発表されているところによると、今秋にも受賞作品をもとに制作したアイテムが「H＆M」で販売されるそうだ。昨年の優勝者であるMinju Kim（ミンジュ・キム）氏のコレクションは日本国内でも好評で、渋谷店で販売されたが、初日完売を記録している。

（画像はプレスリリースより）

「H＆M Design Award 2014」の最終審査は、Mercedes-Benz Stockholm Fashion Week（メルセデス ベンツ・ストックホルム・ファッションウィーク）の開催期間中にショー形式で実施された。最終審査に進んだファイナリスト8名のなかから、Eddy Anemian氏のコレクションが見事グランプリの栄誉を獲得したという。

同氏の受賞コレクションタイトルは「They Can Cut All The Flowers, They Cannot Keep Spring From Coming」（全ての花を摘み取っても、春は訪れる）。映画「I Am Love」や、フランスの画家、Dominique Ingres（ドミニク・アングル）などからインスピレーションを得たといい、フローラル柄の生地を切断し、大理石のようなマーブル状の効果をみせるように再構築、ロマンティックな独自の世界観を、流れるような色彩の美しさと卓越したフォルムで具現化している。

審査では、デザインはもちろん、その織物技術の高さも評価されたという。長い間自らのレーベルを立ち上げたいと願ってきたというEddy氏は、今回の受賞を実現のチャンスにしたいと喜びのコメントを寄せている。




H＆M　プレスリリース
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